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2006年4月

2006年4月28日 (金)

こだわらない「こだわり」

何故、日本酒BARは「SAKE」しか置かないのか。
何故、焼酎を日本酒と呼ばないのか。
何故、カクテルは日本酒と同居してはいけないのか。

そもそも、BARって酒場でしょ。
酒場で何を呑んでもいいわけでしょ。
日本人が「SAKE」を呑まなくなったのは全て焼酎やカクテルのせいなんだろうか。

美味しいものは同居させてもいいじゃないのって思う。
カクテルを呑みながら、隣の人が呑んでる日本酒を少しもらってもいいでしょ。
それで「日本酒」がじわじわ広がっていけば素敵だと思うねん。

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2006年4月24日 (月)

ノスタルジックな味と音。

私、むかしのカバー曲とか大好きです。
ノスタルジックな感じと表現するのが一番でしょうけど、
ノスタルジックにも人格や背景があるので押し付けることは出来ひん。

例えば方言なんかね、それは育った土地の人じゃなと
その言音を聞いて懐古的な感情に包まれることは無いし、
その言葉から離れていないとそんな気持ちにはなりにくい。

毎日食べている飽き飽きしたお母さんの卵焼きだって
離れるから食べたくなる。

音と味は、一瞬やけど過去を見えない映像にして映し出す何かがある。
それぞれの色を見てはるように思う。Photo_1

私は前にも書いたように「お酒の香り」で父を想い出す。
嬉しい酒、辛い酒、悔しい酒、お祝いの酒。
それは紛れも無く「日本酒」やった。
そして肴はご飯の時のおかずやった。
たいそうなもんは食べてはれんかった。

ケンちゃんがくれた「ちあきなおみ」に聞き入っている人もいるね。
「ちあきなおみってすてきですよね。」と話しかけると、
「うちの親父はね・・・」と必ずお身内の話になる。

音と酒。
そんなたいそうなもんやない。
構えて聞いたり、意気込んで味わうもんでもない。
もっと身近でもっと切なくて、一番美しいもんやと思う。
そう、毒であり楽である。
まるで人生やね。

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2006年4月22日 (土)

動機は立派に純粋だもの。

「日本酒に触れてほしい。」

まぁ、ガールズバーをしたかったのも動機のひとつやけど、
ただのガールズバーやったらしてへんとおもう。
「日本酒って素晴らしいのよ。」って気持ちを伝えるのに
割烹も居酒屋もスナックもガールズバーもないと思うけど、
日本酒という入りにくい間口を広げるのと、
昔から宴の席には男と女がいたじゃないかって思う。
ワインは呑めて日本酒はちょっとって、食わず嫌いな人が多いね。
日本酒は「大腸がん」の予防にもなったりするのに。(呑みすぎたらどんな酒でも毒)


先日も「日本酒は、ねぇ・・・。」と言う方がいた。
だけど呑んでくれはった。
日本酒を広めたいんとガールズバーやりたいんは実はわたしの中では大いに繋がっている。

どんなカタチにせよ、先ずは一献でないとはじまらへん。
今日も若者が一人、sakeを呑んでくれた。
「旨い酒はないですか?僕は呑んだことないんですよ日本酒。」
彼は美味しそうにその酒を呑んだ。
周りにいた友達も一口ずつ「どんな味?え!?おいしいやん。」といって呑んだ。
周りはカクテルを飲んでいた。
その彼は二杯目も酒を呑んだ。

それでええやんとおもう。

実に賑やかな酒場だった。
日本酒のハードルはそんなに高くないはず。世界に誇るSAKEを日本人が呑まずしてどうなるんだっ!と
へんにテンションが上がってしまったなぁ。

それでええんよ、ねぇ。

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2006年4月20日 (木)

七本槍へのlove call

お店のリストにありながら「只今製造中にて商品はありません。」だった七本槍。

オープンして21日。
七本槍を頂けますか?」とオーダーされること数え切れないほどでした。
これじゃあいかんぞよと思い先日酒屋さんにこれじゃあいけませんとお願いしたところ
な、何と!七本槍の蔵元さまじきじきにお電話いただいたのです。
そこで熱く語ること40分余り、「またお店に行きますね。」なんてお言葉を頂いて
ウレシイウレシイ私だったのです。

今日はケンちゃんがきてくれたので昨日の喧騒とは打って変わって静かな店内に
一人の若いお客さまが入ってこられました。
「お一人ですか?」
「はい。そうです。」
その方は見るからに「あ、浅野忠信みたい」な感じのCOOLないでたちでした。
「店長さんはどなたですか?」とおたずねになったので、
「はーい!私ですが。」と答えたら、
「僕先日お電話でお話しました、七本槍の冨田です。」
LOVE CALLのあの七本槍の蔵元さまだなんてっ!とこころでドギマギしながらも
一応私はCOOLに装ったつもりでしたが、なりきれていなかったことでしょう・・・。

富田酒造は450年という歴史ある酒蔵です。魯山人も愛したお酒で、
そのお酒をリストに上げながら入荷してないなんていまさらお恥ずかしい限りです。

しかし、情熱的な冨田さんでした。
本来なら私のほうから蔵元に見学をかねてご挨拶に参上しないといけないのに
恐縮するやら、うれしいやらで・・・。
その富田さんに、あの高瀬さんが(こてんさい)デザインした「刀のロゴ」を
素敵なデザインですよね。」と褒めていただき
嬉しくて嬉しくて思わず高瀬さんから開店の時に頂いたカードをお見せしたら、
「ためらい月なんて、何て素敵な言葉なんでしょう。」とまたまた褒めていただきました。

そこで調子に乗った私は彼はこうこうこうで、こんな方で、こんな感じで、
写真も彼で、勿論デザインも彼で、とまぁステージママかいなみたいな
感じでお店まで紹介し、多分この曜日はいらっしゃるよとスケジュールまで
言ってしまい、横にケンちゃんがいるのに構わずしゃべるしゃべる・・・・。
自分に呆れたほどです、はい。
冨田さんも本当に熱い人なんだとお話していて感じました。

人も、お酒も、ロゴも、建築も、音楽も、「熱く語る人」は素敵です。

今日は本当に本当に素敵な一日でした。

ありがとうございました。

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2006年4月15日 (土)

握りしめられたshop card

昨日のお客さま。Photo
お一人で赤い紙を握りしめ来店されました。

その紙は最初に創って頂いたもの。
赤い紙をぎゅっと握りしめ、やっとお店が分ったとその笑顔のお客さまはほっとされました。

最初はうちのスタッフが対応していたのですが、
「利き酒セット」をご注文して頂いたようなので私が説明しかけました。
お客さまは日本酒がとてもお好きならしく、
「あなたのおススメで。」と言って下さったので、最初のお酒を持ってくるようスタッフに言いました。

「じゃあ、九平次持ってきて。後は、」と言うと
「えっ!!九平次!!ここ、九平次置いてるんですか!!!」
「あ、はい。メニューにも載ってますよ。」
「もう、利き酒はやめです。九平次でお願いします。」

どうやら、初めて日本酒を呑んで美味しいと感じたのが「醸し人九平次」だったようです。
初恋の人に何年かぶりに合った様な感動だとおっしゃてました。

Nec_0337

昨日ははっきり言って「本当にヒマ」な金曜日でしたが、
こんなに喜んで頂いて何だか恥ずかしく嬉しくなりました。

クシャクシャになった赤い紙、それをまた大事そうに仕舞われる姿に売上も吹っ飛んだ昨日だったわけです・・・。

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2006年4月14日 (金)

音の正体・・・

ここ最近のウレシイことは、お店の音楽について質問されること。

っていうのは、うちは有線をかけずCDしか流していない。
この前なんかお客さまに「これは、この音はなんですか!?」と聞かれてしまった。

ケンちゃんの仕業である。

あーあ、書いてしまった。
多分ケンちゃんは怒らないやろうけど・・・。
オープンに際して「お店の音を創って下さい。」とお願いしたんです。
ケンちゃんに頼んだのは「音が好き」という純粋な人間だからです。

たかがBGMなのに、お話の合間にちゃんと聞いている人がいてビックリね。
されどBGMっす。

音の正体はケンちゃんと私とSamurai girl.

あくまでも脇役なのにそうじゃない時もある。
オープンして今日で二週間、音のことを聞いてきた人四名さま。
田舎のしがないBarでかけられる音楽に感動する瞬間を見られて幸せです。

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2006年4月 9日 (日)

一見さんはふらーっと。

Dscf2916 先日来られた方がまた来店された。
「みんな、僕の前に来てよ。ママ、誰か付かせてよ。」
そうおっしゃった。
お酒も入っているし、そりゃ仕方ないと思いつつも
「あのね、女の子を付く付かせないとかそういう店じゃないのよ。
もし、そういうことを期待しているのなら、他の店に行かないと。ねっ。」
と言った。
お客さまは怒らなかった。

いろんな方がいる。
ここ最近、一見さんがふらーっと入って来られる。
宣伝を一切していないので、「どこかで聞いてこられたんでしょうか?」
と思わず質問すると
「日本酒バーなんて、無かったしね。それにここは何かを度外視してるもんね。」
と言って下さいました。

もう一人は「モルトウィスキーとか洋酒は無いのでしょうか?」と質問される。
「ごめんなさい。日本酒メインなんです。またぼちぼち勉強しますけど。」
「じゃあ。。。。。」と言ってから帰りそうな方に、
「最近の日本酒は違いますよ。」と一言言うと、
「え、日本酒って米の香りばっかりで何だか苦手で。僕でも呑めるお酒ありますか?」
「じゃあね、少しこれ呑んでよ。」と勧めるとお客さまの顔が変わる。
「これが、日本酒?!おいしいね。ビックリしたわ。」

全くうれしい瞬間です。

そして今日スタッフがこんな一言をくれました。
「店長ばっかりくるくる回って、もっとみんなフォローしないと!」

お客さまを愛し、店を愛し、酒を愛する。

頑張りましょっ♪
   

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2006年4月 2日 (日)

彦根でガールズバー。

そもそも、何故ガールズバーをしようとしたきっかけ「コヨーテアグリー」だった。
あのスタイルをそのまま日本の田舎に持ち込むなんて
都会ならまだしも、こんないなかじゃ無理だと思った。

「スナック」との境目がはっきりしない・・・。
女の子はいるけどタバコに火を付けたり、カラオケを歌ったりするわけでない。
だけど、目の前に女の子はいる・・・。

お酒をちゃんと揃えようと思ったのは
「滋賀の酒」が売りたかったから。
焼酎ブームに押されても頑張っている「sake」が売りたかった。

そして、そして、わたしが「おんな」という性からは逃れられない何かがあるんだと
感じていると同時に、男だって一緒なはず。

オープン2日目にして、どうやってこの田舎に根を張るか考えた。

田舎とか都会とか本当は関係ない。
いつだって、人は人が恋しい。
いつだって、情けを求めてる。


そんなお店にしたいと強く強く思ったのです。

未熟なお店に来ていただいたお客さまの顔を思い、もう寝ましょ。

日曜日は定休日ですから、ね。

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