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2006年5月 4日 (木)

哀愁の日本酒。

オープン前、必死で「十四代」と「蓬来泉 空」を探した。
勿論、定価で購入する手段を必死で探した。
結果は撃沈だった。
それは「お店の売り目的」だけではなく、そんなに入手困難な他府県のものと
地元の酒の飲み比べをしてほしかったからね。

黒龍の「吟十八号」は非常に呑みやすいお酒だ。
萬乗醸造の「醸し人九平次」もまた素晴らしい酒だ。
高砂も喜久酔もまた素晴らしい。
東一だって南国の酒なのに味わいがある。
昔の店では「久保田千寿・萬寿」を置いていた。
ネームバリューからか、よく売れたなぁ。
でも地元の人は最後には少し誇らしげに「浪の音ちょうだいよ。」とおっしゃった。
何だかいいなぁと思った。
これがスローフードなんかな、なーんて勝手に思った。

どこの酒を呑んだっていいと思う。
いっぱい呑んで改めて地元の良さを感じ取ればいいと思う。
ワインやジンやウォッカを呑んだっていい。
それぞれに深い感慨のもとで味わう酒ほど美味しいものはないと思う。
まぁそれは前に何かのインタビューで俳優の中井貴一か語っていたことと同じなんじゃないかしら。
彼は「ビルマの竪琴」の撮影でチベットだか何だか忘れたけど長いロケの時に感じたふるさとについてこう語った。
「ある時移動の車の中のラジオから演歌が流れてきたんですよ。
 僕はそれまで演歌なんてダサいし、古臭いと敬遠していたんです。
 でも、日本から遠く離れた異国の地で演歌を聴いたとき、何故だか涙か止まらなかった。
 その歌に日本人の魂を感じて心が揺さぶられたんです。」

二日酔いするからとか、悪酔いするからとか、おっさんが呑むものだとかっていう
誰に吹き込まれたか解らないことはさておいて、
哀愁の日本酒をチビチビと呑んでみてほしいな。

そういうわたしも今度休みの前の日に日本酒チビチビやるとしますか。







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