« お盆の営業 | トップページ | 日々の思い »

2006年8月15日 (火)

日本酒は何故売れなくなったか

日本酒を売っていて「売りにくい。」と思ったことは一度も無い。

わたしは「○☆会」っていう集まりが苦手だ。
苦手と言うより、好きではない。
理由は簡単。お酒が飲めないから。

でも、お酒を売っている。
毎日売っている。
売っているというより、ススメている。
「どんな味がお好きなんだろう?」とか「けっこうお酒が入ってる」とか
そんなことを想像するのが大好きだ。

日本酒は焼酎とかジンとか所謂蒸留酒と比べて糖分が血液中に残ってしまう。
醸造酒の宿命だね。
でも蒸留酒とは比べ物にならないほど、口当たりがいい。
こうなったら「醸造酒OK」の人には美味しいものなんだろうけれど、
次の日に残る!と感じた方には無理強いは出来ない。

ってことは「日本人」のアルコールを分解する力がものを言う。
欧米人に比べるとはるかに「お酒に弱い体質」のひとが殆どだから
そういう部分では醸造酒は売りにくいって言えるんだろう。

でも!長年無茶な飲み方をする現場に居たわたしは「甘いカクテル」を飲んで
撃沈している人たちを嫌だっ!!!ってほど介抱してきた。
口当たりもよく一見度数の少なそうに見えるカクテルの方がよっぽど危険なのにー。
それに「日本酒は残る」と言っている人の飲み方は凄まじいものがる。
先ず、ビールを2杯ほど飲んだら焼酎の水割りかなんかを数杯飲み、
その後日本酒を飲む。

そりゃあ、逝っちゃいますよ。

わたしは余程お客さまからの要望が無い限り「日本酒なら日本酒」
「焼酎なら焼酎」と言っておすすめしている。
んで、あっヤバくなって来られたと思うとストップをかけるようにしている。
これが出来ないと安易にお酒を売るもんじゃないと勝手に思っている。



昔は「酒」ぐらいしか宴会の席には出なかった。
今や飽食の時代となり色んなものが宴の席に出る。
しかも、もったいない「イッキコール」でその大体はシンクに捨てられるか
トイレに流されるかの運命をたどる。

散々飲んで吐いた挙句、「最後のポン酒が駄目だった。」という…。
せめて「日本酒」と言ってほしい。
丹精込めて創られた日本酒は色んなものとごちゃ混ぜにされて嫌われた。
全く濡れ衣だ。
それに「糖尿病」には「焼酎・泡盛」がまだ「マシ」なだけで
沢山飲めば体に悪い。


「カクテル」も「焼酎」も認知され愛されている。
こんなことを書きつつもわたしのお店はそのどちらも置いてある。
うちの「ちゃんぽん」する人は物凄く稀で、綺麗に嗜好が別れている。
 
そう、「日本酒」の場所はここに確立しないとこの素晴らしい「SAKE」を
売ることは難しいと思う。
その点において「七本槍」の蔵元さんは非常にフットワークが軽く、
難題をクリアしつつ海外(NY)に向けて発信している。
彼の蔵は勿論のこと、そういう情熱的で可能性を追求した姿勢に感動してしまう。
日本酒はアグレッシブな時代に突入したのだと感じた。
伝統は常に新しい試みによってその歴史を伝えていけるのだろう。
歴史は過去でなく「今」なのだから。

一部のマニアに愛される為に蔵元は酒造りをしているのではないと思うから。
より多くの次のマニアを増やすためにも…。


そして美しいワインが飲めるのなら、世界に誇る「SAKE」を飲んでほしいと望むわけです。

|

« お盆の営業 | トップページ | 日々の思い »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162580/11444673

この記事へのトラックバック一覧です: 日本酒は何故売れなくなったか:

« お盆の営業 | トップページ | 日々の思い »