サムライカレッジに見たもの。
今回は冨田酒造と中沢酒造のお二人に来てもらったのですが、
事前に少し取材をさせていただいていて、彼らのプロフィールや
考え方を聞くことができました。
イベントの資料を作成しながら彼らとのお話を思い出し、
この若者の共通点に少し驚きました。
環境は異なっても二人の意識の奥底には「漠然とした強い思い」がありました。
それは「酒が好きで、酒を造りたい。」という至ってシンプルな感情です。
そして彼らは「悩むことなく」酒造りの世界に飛び込んだわけです。
最近の風潮として(特に若者)「我武者羅」とか「勢い」ということより
「安定」を求める若者か社会に適応しようとしない若者かの二極化が激しいと思います。
そんな中で「日本酒」というマイノリティな分野で最大限の力を発揮しようとしている彼らの
姿に「まぶしいぜ!」とう気持ちになりました。
確かに「売れてナンボ」の商売な訳ですが、
売ろうと必死になるよりも、「伝えたい」とか「喜んでほしい」とか「好きだ」という
感情の方が健全だと思います。
その感情によって突き動かされる「行動」は決して無駄なものではないと思うのです。
その行動と気持ちの「結晶」が彼らの作品「酒」だと思います。
冨田酒造はかの魯山人が愛してやまなかった「酒蔵」です。
しかし彼はその歴史に甘えていない。
歴史を作るのは自分だと解っているのでしょう。だから応援したくなる。
ネームバリューや「老舗」という代名詞だけでは前に進めないことを知っている人です。
彼は過去を大切にするだけではなく、「今の七本槍」を造りたいのでしょう。
それがやがては「歴史」になるわけですから。
中沢酒造もまた然り。
彼のおじいちゃんは彼が酒造りをすることに大反対です。
おじいちゃんにとって「日本酒」は過ぎ去った過去の産物でしかないのですが、
「造り酒屋の長男」に産まれた彼にとって日本酒は現在進行形であり、
可能性あのある未来のように感じられるのでしょう。
家族の反対という一番厳しい状況で、人様の蔵のタンクを借りてまで仕込む酒にはロマンがあります。
このお二人には「ロマン」があるのです。
チャレンジすることを恐れず「僕はこれが好きなんです。」という彼らは素晴らしいとおもいます。
さて次回は誰のロマンを見ることが出来るのでしょう、楽しみです!
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