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2009年11月

2009年11月14日 (土)

「価値」を問う一枚のポスター

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今回のMcollectionは「死刑台のエレベーター」Ascenseur pour I'Echafaud 1958BY。

先日このポスターを少し早めにM氏が持って来て下さいました。
いつもの通りもの静かに「フランス映画のポスターです。ヌーベルバーグの代表的な作品です。」とだけ言い残してお店を後にされました。

このポスターも古いものらしく、多分好きな方には価値のあるものだと思います。

M氏は謙虚に「ポスターが気にいらなったり、いらないなと思ったらストレートに言ってね。」といわはります。

これらのポスターを置いて頂いて、もうすぐ2年になりますが、
一度も持って来て頂いたものに不満など抱いたことはありません。
と言うのも、彼が一枚目を持ってきはった時に「彼の感性」についてはもう既に疑う余地が無かったからです。

わたくしの知らない時間にM氏が培った感性はポスターというモノを通して皆さまの目の前に佇んでいます。

M氏が僅かながらでも忙しい時間の合間を縫って、どのポスターが合うだろうと想いを馳せて頂いて、その貴重な感性の積み重ねを毎月忘れずに持って来て下さることに深く感謝しています。


人は「モノ」に対して価値を見出しがちですが、こういった行動は目には見えない解り難いことです。
こういう解り難いことをあえてして頂いている。
感謝というありきたりな言葉よりもその行動にこそ価値があると思うのです。

わたくしはフランス映画も興味の無かった人間です。
未だに、連ねられたポスターの映画を見たことがありません。
何故ならこの一枚には彼の世界と歴史と思い出があるのであって、それは彼だけが持っているもの。
そこにわたくしの感想や感性は必要ないからです。
「あなたが素敵だというのならそれでいい」わけなんですね。

そして、この狭いスペースはもう既にM氏のものとなっているのですから。

ただ単純に「置かせてねー。」という言葉から始まったモノはいつの間にかお客さまの愉しみとなりました。


どうか「価値のある一枚のポスター」をご覧になって「行動こそ価値である。」ということを感じて頂きたいと思います。


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2009年11月 9日 (月)

クレイジーなコンサバ

ある方が」「クレイジー発想力」ってタイトルの記事を持ってきてくれはったのは
一年半以上前。

「これはあなたのことだ」と言いながら。
そのタイトルを見て「ああ、あたしはきっと変なんだ」と一瞬思ったことを覚えています。

その内容は多くの人が「それは無理でしょう」ってことをする人間は
(仕事に関してねー)クレイジーな発想力があるんだとか書いてありました。
これからの時代はこのクレイジーな発想力が必要となると。

クレイジーを日本語にすると放送禁止用語になりますね。
でも「気狂い」とかって意味ばかりではないです。
夢中だとか熱いとかとってもいい意味もあります。

I am crazy for you。
あなたしか見えないほど好きだってことかしら。マドンナの歌にもありました。

そのクレイジーな発想のチカラと常識的な考えの狭間で揺れる時があるんです。
わたしはクレイジーなコンサバ。
保守的な考えを持ちつつも、ある時頭の中で思い浮かんだイメージが離れなくて
困ることが多々あります。

自分の感覚を言葉にして「相手」に伝えきることが出来ない時です。
だから字を書いてみたりすると何となく表現できたような気になれるんです。

東京でのイベントもわたしの言葉足らずで
「いったい何がしたいの???」と聞かれました。
その当日まで何が行われるのか何度説明してもイメージ出来ないのはこのクレイジーから来ているのかもしれません。

ただ、僅かながら数人の方にはその会に対して数ヶ月前より沢山支えられました。
理解され難いからこそ、そういう支えに感謝できるとも思いました。
こういう感謝はいつまでも心の中にあるものです。

またまたcrazyな内容のイベントを組んでしまいました。
いつものSamurai girlではなくなる瞬間です。

このイベントはいつもオフレコで行っています。
またお店でお話したいと思います!!!




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2009年11月 1日 (日)

この縁はどこに続くのだろう

先日、彦根の元気な社長さんよりお誘いいただいて
大垣の「枡工房枡屋」さんにお邪魔してきました。

実はお店を開業するに当たり「枡」を探していたわたしはオープンギリギリに
こちらの枡屋さんに電話していたんです。
すごく丁寧な対応で、五尺枡を購入しました。
その時は「大橋量器」という会社名で送って頂いたので、「もしかしたら」という
感覚でしかなかったのですが、工房にお邪魔して
「あ、やっぱりこちらとは3年半前にご縁を頂いてる!」と確信しました。

伝統工芸に携わり、新しい分野を開発してはる方はお話もとても面白いし
情熱も伝わってきます。

一目惚れした「枡で作ったランプ」を買って来ました。
ヒノキの香りと柔らかな灯りが素敵です。
Photo
そしてもう一人ご一緒したのが、彦根が誇る伝統工芸の『江州彦根七職家』のIさんです。

何と言っても彼の人柄がいい。
えべっさんの様な優しい笑顔と、熱い口調で本当に素晴らしい人です。

しかし3年半前に枡屋さんにお世話になって、その縁が彦根の伝統工芸に繋がって、わたしの所に帰って来るとは本当に不思議なものです。
I社長有り難うございました。Sさんにも深く感謝しています!

そして!その次の日。
三人の蔵元とCOOLな紳士がご来店してくださいました。

七本鑓と大治郎と一博!今をときめく滋賀の若手蔵元です。

そのクールガイの方は名古屋でお酒関係のお仕事をされているOさん。
楽しくて、面白くて、男前で、情に深くて楽しい出会いでした。

ここでもまた!!!わたしがたまにお世話になっている名古屋の酒屋さんと
繋がってお電話までしていただいて、久しぶりにお話しすることが出来ました。

この方も凄く熱い。
熱いだけではなく、「一博」と滋賀お酒を愛していただいている。
一番嬉しかったのはわたしが日頃から言っている「蔵元の素晴らしさ」に触れはったことです。
「滋賀の蔵元たちのすごいところはお互いの酒を美味しいといって褒めるところ。
懐の深さと味の深さは比例してるよね!」


やっぱり見てる人は見てはります。

単純に「このお酒はこうだ」とか「あの工程じゃね」とかいう専門的な評価は
少し蔵を訪れた関係者なら誰だって言えます。
そうではなく、その蔵の背景を見る人は感じるチカラを持ってはるのだと思います。

壁にかかった清志郎のポスターを眺めて
「清志郎じゃん!友達が好きなんだよー!」と色んなアンテナをもってはるのです。

Oさん!有り難うございました!ちなみに隣は破竹の勢いの「一博」蔵元の中澤さん。
一博フリークの皆さま、彼はこれからも美味しい酒を造りますよ!
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