行動と言葉のバランス
北島酒造 「純米吟醸 近江米のしずく」
久しぶりに入荷した御代栄の銘柄でお馴染みの北島酒造のお酒。
何ともバランスのとれた逸品で、辛いわけではなく旨みが前に出すぎている訳でもなく
サラッと美味いお酒です。
よくお店で「お奨めで!」とおっしゃる時に「辛いのでお願いします。」と言われます。
辛いとか甘いとかは実は日本酒度に明確には現れません。
人間の舌には常に常在の「酸味」があるのですから、それも十人十色。
その舌の上を滑った時に「酒の味」がどんな音色を奏でるのかは実は賭けに等しいと思います。
ただ「美味しいお酒」と言うのは非常にバランスが取れています。
丹精を込めて毎年仕込まれるお酒は、造り手の感性が反映されています。
今年のお酒は非常に安定していて甲乙付け難い素晴らしい出来栄えです。
七本槍の活性のにごり酒も素晴らしい味でした。
この蔵の純米酒も切れに磨きがかかっています。
一博のうすにごりはこれはもうプレミア酒になるんじゃないかという美しいお酒です。
で、上原酒造の「不老泉 山廃純米吟醸 備前雄町」については脱帽。
わたくしの一番好きなお酒です。(お酒は飲めないのですが・・・)
その他の蔵も素晴らしい出来栄えですので順次ご紹介いたします!
Mcollection Buena Vista Social Club
キューバの日常を描いたキューバ音楽ドキュメンタリー映画。
今までは観たことが無い映画のポスターでしたがこれはかなり前に観たことがあるような気がします。
キューバについて描かれたものを探して観ていた時期があるもので。
日常は小説よりも稀なりであるにもかかわらず、その時間の流れは非常にゆっくりと感じられます。
人の人生というものは宇宙的な時間からすると非常に短いものです。
なのに、一秒で人生は変わります。
一生は短く、一秒は長い。
そんな感じを受けた印象があります。
お酒も音楽も感動するきっかけは一瞬です。
舌に入った瞬間、その旋律を聴いた瞬間、人の五感を刺激するのです。
それはどの仕事にも共通する部分だと思います。
積み重ねてきた努力が瞬きほどの時間で受け手に感動を与えるのです。
造り手はその儚い瞬間を求めて造り続けるのでしょうね。
わたくしのお店はその造り手と受け手の中間に存在しています。
仕入れるという「行動」が「言葉」によって証明される。
如何に美味しいか、どんな人が作っているのか・・・。
伝えることは沢山有りますが、言葉はその「素晴らしい作品」の前ではただの証明に過ぎません。
素敵な言葉使いでありたいと思います。
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コメント
昨日もありがとうございます。お体大事にして下さいね。
私は日本酒には疎くて、いつも「辛口で」なんて頼んでますけど、バランスの取れた日本酒って興味津々です。少しずつチャレンジしていこうかな。
素敵な言葉使いになる事は周りをも幸せにするのではないでしょうか。「造り手」と「受け手」の中間に位置する人は重要ですよね。先輩は意識せずともそうなれていると思いますよ。後輩も見習います。
投稿: 開店ベイベー | 2010年2月25日 (木) 12:33