七月の営業のお知らせ
七月の営業のお知らせです。
19日(月曜日)はお休みです。
宜しくお願い致します。
一見、はっきりしてそうに見える人ほど内面はいつもざわめいていると思います。
ご他聞にもれずわたしもそういうタイプです。
ただ、ひとつだけ言えることは
「人」であるが故、失敗もするのだろうし悩みもする。
人は厄介な生き物で「本能」だけではなく「言葉」を持っています。
伝えきれない感情も伝えたい感情も何故か行動よりも言葉が先行しがちです。
よく人に「気を遣いすぎた」と指摘されることがありますが、先日お客様とお話していて
「嬉しいから気を遣ったり、気にかけたりするだけですよ。」と話しました。
わたしのお商売は「待つ」ことが基本です。
いくら待ってもこない時もあります。
それでも、ただひたすらにひたむきに待つのです。
本能に左右されながら、自分の感情とは裏腹な言葉を発しながらも。
内面と向き合った時に己の醜さと不甲斐なさに落胆することもあります。
そうは言いながら「笑顔」で待つのです。
6年前に大変可愛がって頂いていた社長さんが癌に侵されながらも、わたしに向かって
「あなたはその笑顔で全てを乗り越えてゆける。」と最後におっしゃって下さいました。
その言葉をかみ締めながらも、悩む日々の方が多い未熟なわたしです。
ひとつだけ思うのは、人はそんなに簡単に情熱を傾けたことに対して割り切れる筈はないと言うこと。
割り切れるのなら、そこには愛も情もなかったのではないでしょうか。
しかし、それは内面の問題。そんなことにお構い無しに冷徹に時間だけが刻まれてゆくのです。
そんな日々の葛藤の中で素晴らしい逸品に出会いました。
「大治郎 山廃純米 よび酒」 入り口は優しく、潔いキレ。
蔵の個性を残しながら、もう一度逢いたい人の様な飲み口に仕上がっています。
このお酒、大治郎はちょっと・・・という方が驚いてくれはります。
人はこうして情熱を降り注ぎ創り出してゆのでしょうね。
是非、どうぞ。
滋賀から荷物を運び、東京までの道のりの中で多くの人に支えられていると痛感しました。
先ず「増本藤兵衛酒造場」の増本さんには行きも帰りも運転してもらい、市田邸でも準備を手伝って頂きました。
Banana Stageの森谷さんも機材を持ち込んで一緒に来ていただきました。
アートパネルの展示はこの人なくしては時間が3倍かかったと思っています。
そして、けんちゃんとけんちゃんの奥様も本当に打ち合わせの段階からこの会の成功を一番想ってくれていたと感謝しています。
今回、この会にはお酒関係以外の方の協賛を頂きました。
アートパネルを提供貸出ししてくれはった井上仏壇店の井上社長は「滋賀の催しを何らかの形で後押ししたい。」と言ってくださり、非常に美しいアートパネルが市田邸の床の間に飾ることができました。
また、花しょうぶ通り商店街の「しょうぶ屋」の目加田社長も快く協賛してくださいました。
そして、今回歌を歌ってもらったCifaとの縁の元は、わたしが23歳から父親の店を任されていたときから可愛がって頂いてる TERRY・FUSO・YOSHIDA氏がもたらしてくれました。
Cifaにお願いしたのは昭和の歌謡曲。そして、彼女のオリジナル「道」の四曲でした。
「港の見える丘」「星影の小径」 「逢いたくて逢いたくて」 Cifaオリジナル曲「道」
実は3月にとても素敵なバイオリンの方に演奏を依頼していましたが、急遽事情がありキャンセルになってしまいました。
その少し前から、今年のイベントについて開催を延ばすか断念するかの瀬戸際におりました。
でも、ある時にある方のDVDを見せてもらった時に心に固く「今年も頑張ろう」と誓ったのが本当のところです。
そして、直ぐにCifaに電話をしたところ、彼女は二つ返事でOKしてくれたのです。
「十六夜」は「ためらい月」とも言うのですが、私はいつもためらってばかりで、それでも協力してくれる人に支えられて今日生きています。
「十六夜の月」は満月の十五夜が少し欠けた状態の月のことを言います。
自分が欠けていること。
相手も欠けているからこそ愛おしいのだということ。
ものづくりも、未完であるからこそその作業は続いてゆくのだということ。
お店を開店させるときに何故かクリムトのヌーダヴェリタスの絵を貼り付けて、事業計画書をそのまま銀行に出しました。
そこに「万人に好まれようとすることは罪悪だ」というシラーの詩を添えて。
広くみんなに愛されることや愛することは、本当のところでは、少数の人たちの満足から始まるという意味です。
ひとりの人を想い作ったものが、やがて皆に愛される。
たったひとりで良いのだと思うのです。そこから道は開けてゆくのだと思います。
私はこのことを「Active minority 」という言葉と共に出会いました。
愛しき人へ
たくさんの感謝といっぱいの愛を込めて
近江十六夜の会 今年はこれにて終宴でございます。
新たなるテーマに出会い、人に出会い、来年も皆様にお会いできますことを切に願っております。
ありがとうございました。
「近江十六夜の会」には12蔵のお酒を出品致しました。
近江藤兵衛 無ろか純米生原酒 増本藤兵衛酒造場 (乾杯酒)
以上の12蔵のお酒を二日間に渡り、東京のお客さまにご堪能頂きました。
滋賀のお酒の質は高いと評価を得ながらも、知名度はまだまだですが、
蔵元の酒造りに対する真摯な姿勢と、その人となりに触れて頂き、お客さまにはお褒めの言葉を頂戴いたしました。
上野の十六夜の会の次の日は「池袋サンシャイン」にて日本酒フェアが行われていました。
他のブースとは違った滋賀のブースに驚きながら、少しだけお手伝いをしてきました。
うちのスタッフです。女の子は華やかですね。
十六夜の会はこじんまりとした会ですが、この日本酒フェアはかなりの人でした。
滋賀のお酒に驚く方もいてはりましたので、覗いて良かったと思っています。
12蔵の出品酒はお店でも提供しています。皆様のお越しをお待ちしています。
以下の酒屋さんでご購入頂けます。
さざなみ酒店 「大治郎」「七本鑓」「金亀」など。
酒舗 まえたに 「薄桜(近江藤兵衛)」「浪乃音」「萩乃露」「喜楽長」「七本鑓」など。
ワインセラー銀座 ヤマガタヤ 「松の司」「喜楽長」「不老泉」「花嵐」「一博」「北島」など。
一部通販でも販売されていますが、お気に入りのお酒などがあればお電話でも親切に対応してくださいます。
6月14日・15日の両日に渡り今年の近江十六夜の会は雨の中開催されました。
(いくら私が「雨女」とはいえ、梅雨前線とともに上京なんて・・・)
お足元の悪い中ご参会頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
有難うございました。
14日は六蔵の蔵元で皆様をお出迎え致しました。
左から「一博」の中沢さん、「薄桜」の増本さん、「花嵐」の吉田さん、「喜楽長」の喜多さん、「金亀」の岡村さん、「萩乃露」の福井さんです。
会の出品酒は12蔵。
後ほど出品酒につきまして詳しく書きたいと思っています。
15日には次の日の池袋での日本酒フェアの兼ね合いもあり、八蔵の蔵元でお出迎え。
左は昨日に続き「一博」中沢さん「金亀」岡村さん、「七本鑓」の冨田さん、「萩乃露」福井さん、「薄桜」増本さん、「浪乃音」中井さん、「大治郎」畑さん、そして今回初参加の「御世栄」北島さんです。
滋賀の縁の古い家屋で滋賀から持ち込まれた古い器でお酒を愉しんで頂くというシンプルな会です。メインは滋賀の酒とお客さまと蔵元。
お酒のお話に花が咲きます。
両日ともに昨年よりも非常に盛り上がりました。
滋賀のお酒を地道に他府県の皆様に広めて行くには、こういう小さい会で蔵元の人となりに触れて頂くことも必要ではないかと思っています。
滋賀のお酒は近年クオリティが非常に高いと評価されて来ていますが、まだまだ知る人ぞ知るというのが現状です。
少しずつ進むことで確実にファンが増えると信じています。
ちょっと舞台裏。。。
こんな感じで滋賀からの荷物を降ろし、ふすまを外して準備をします。
何せ築100年、ふすまが外れにくい・・・。これも赴きなんです。
とにかく、前回も今回も私の思いは変わることなく「造り手とお客さまが近い距離」で接することにより、評価する側とされる側の温かい時間を作るという思いだけでこの会を催しています。
今回は二日に渡りましたのでまだまだ書くことが沢山で・・・。
協力頂きました方のこと、ご参加頂きましたお客さまのこと、追ってお知らせしたいと思っています。
6月14日・15日開催の「近江十六夜の会」は有り難いことに満席でございます。
先日来よりお席のお問い合わせが続いておりますが、
心苦しいことにお断りいたしております。
お問い合わせを頂きました方々には心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
2005年5月に私を励まそうとある人がこんな詩を書いてくれました。
一緒にお仕事をさせて頂いていた頃の話ですか・・・。
『美しき濁りの川』
「あなたはあなたのままでいい」
たとえあなたの言った言葉に嘘があったとしてもかまわない。
本当のことだけを言うのが清浄であるのなら、清浄であることに僕は美しさなど感じない。
大切な人が笑顔でいて欲しいがためについた嘘なら、清浄であることよりもどんなに美しいだろう。
愛することだけ考えて、それでも誰かを傷つける。
あなたがどう思われていても、どんな風に言われていても、かまわない。
そんなものは枝葉にすぎない。表層に浮かぶ濁りばかりを見ていては川の底は見えない。
変わろうとするあなたも、変われないというあなたも、同じあなただ。
なすがままに。
なるようになる。
道しるべがあなたであることに変わりはないのだから。
夢のような日々は過ぎ去ったのかもしれないが、それは決して夢なんかじゃない。
僕の心の中に息づいている記憶と現在は決して夢なんかじゃない。
受け入れること、認めること、許すこと。
あなたは僕に大切なことを教えてくれた。
あの鐘の音のように、喜びと悲しみと出会いと別れと祝福を携えて歩くあなたに何度でも僕は言いたい。
「あなたはあなたのままでいい」と。
十六夜の会の前回も今回も「料理」についてのお問い合わせが多く、
その度にどのように彼を表現するか少し困っていました。
何の名声もない人物ですが、この「美しき濁りの川」は彼が私に向けて書いてくれた文章です。
文章というのはその人を現すのだと思います。
あの5年前の今頃、非常に苦しんでいた私を救おうとした彼の気持ちは
「サービス業」をしているものにとって欠かせない「ホスピタリティ」そのものだと思います。
彼の名は、橋本賢介。
誰も知らない無名の料理人です。
その様な素敵な人々に支えらて今回も上野桜木に参ります。
泥の中に美しく咲く蓮の花のように、凛として皆様をお迎えいたしたいと思っております。
創業明治34年井上仏壇店の伝統工芸の技を「今」に活用したインテリアパネル。
その美しさは彦根の地場産業である仏壇という歴史に支えられて佇んでいます。
昔ながらという言葉と今現在わたくしたちが生きてるこの時代を繋ぐ絹の様にも感じられます。
今回「近江十六夜の会」には古いものが新しいものへと移り変わる「様」を「観る」ことによって心に鐘を鳴らすような穏やかな響きを感じてもらいたいと思い展示のお願いをいたしました。
深い理解とご協力頂きました井上仏壇は、昨年NYにてこのアートパネルを紹介されました。
長い歴史の中で人々は仏壇に向かい鐘を鳴らし、逢いたい人への想いを募らせたのではないでしょうか。
その仏壇を造る人の技は「テクニック」というものではなく、人の心が指先を走らせるのだとわたくしは思っております。
市田邸の床の間には日本の四季を表現した「花鳥風月」のパネルが皆様の宴を静かに見守っています。
十六夜の会で滋賀のお酒と共に静かに佇む彦根の新しき鐘の音を観て頂きたく思っております。
協力 井上仏壇店
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