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2010年7月

2010年7月28日 (水)

☆8月の営業のお知らせと重要なお知らせ☆

8月1日より弊店は予てからの『ご紹介制』を廃止致します。

「何で???暇だからなの?まぁまぁお客さん入ってるのに。何でまた?」
って声もまま有りますが、ある時に常連さんの一人のお客様に何気に奨められた本がありました。

「加賀屋のこころ」という本に感銘を受けたらから、ママさんも読んでごらんってお話をしてくれはりました。

その頃の私は色んなことに悩んでいて、まるで泥の中を長靴で歩くように前に進めない状態でした。
「この長靴を脱いじゃえばいいのに」と自分で思いながら、その勇気が無かったのです。

未だ「加賀屋のこころ」は読んでいない不届きモノですが、その本の中身を想像してしまいました。

私はそろそろ長靴を脱がないといけないと感じました。
実はもともと要らなかったのかもしれません。
しかしながら、形態を変化させると往々にして「ポリシーがぶれた」と指摘されがちです。
私の心の根底にある想いは常に同じです。

それは人に対しても、お店に対してもそうです。
変化することは、時に根底の部分がぶれないように変化することも大切だと気が付いたのです。

先日、その方がご来店された時に「紹介制止めますね。」と言うと、
「それは、良かった」とだけ笑顔で答えて下さいました。

今後は開店当初に立ち返り、より沢山の皆様に愛されるように一層の精進に努めたいと思っています。

世界的にも評価されつつある「滋賀の日本酒」をより多くの方に、
日本酒に興味のない方もこの空間で日々の疲れを癒して頂ける様にと願っています。



さて8月の営業のお知らせです。

お休みは
15日(日曜)・16日(月曜)・22日(日曜)です。


皆様のお越しをお待ち申し上げております。







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2010年7月21日 (水)

出会いと別れ

昨日、夕方に久しぶりの友人から電話が入り「あら、久しぶりね。」と出たら
「○○さんが亡くなったんや、お前知ってるか?」と・・・。

その方との出会いは二十歳の頃。
会社を経営してはったその方に私たち若造は非常に面白がられ、
久しぶりにお会いする度に
「CAYOちゃん、不細工がマシになりましたねーいつも可愛いねー」と意味不明な言葉でからかわれていました。

享年68歳。知り合った当時は今の私と同じ年だったんだと初めて知りました。


「この世は別ればかりだ。」と誰かが言ってました。

あとどれぐらい頑張れるのか解らないけれど、今年ある時に
「我慢し過ぎない。したいと思うことをしていく、他人に迷惑掛からないように。」
そう強烈に感じたことを覚えています。

好きなことを好きだと言い、
駄目なことに目つぶらずに、
今したいなって思ったことをしてゆく。
ありがとうと、
ごめんなさいと、
愛してる。

それだけ言えれば何とか道が開けてゆくのだと言い聞かせながら。

今日出来ないことも、きっと明日の為にとって置くんだって思えば気持ちが楽になるもんですから。














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2010年7月19日 (月)

あっぱれ鮒寿司オフ会と自分流生き様

Photo 7月16日に弊店にて「鮒寿司オフ会」が開催されました。
主催者の富岡氏はご自分で鮒寿司を漬けてはって、今回お客様のご紹介でうちでの開催を決めてくださいました。

打ち合わせにご来店された時に実は私の近所(歩いて3分)に住んではることが判明。
わざわざ「旧浅井町」から二人して彦根での打ち合わせとなったのです。

当日は滋賀のお酒の飲み放題と持ち込まれた「鮒寿司四種」と、「鮒寿司アイス」で非常に盛り上がりました。

浅井からのご参加の方は子供の頃から存じ上げている方で、去年の長浜あざいあっぱれ祭り 実行委員会会長のT氏だったのでさらにテンションがあがりました。Photo_2

何より、この会で初めて弊店にいらして下さった方々がみんな素晴らしい方ばかりで、この会に感謝したいと思います。
有難うございます!

お酒で特に好評だったのは、「大治郎 純米吟醸 迷い酒」「浪の音 超辛口 純米酒 ええとこどり」「不老泉 渡船 山廃純米吟醸」等です。

皆様一様に「滋賀の酒がこんなにレベルが高くて美味しいとは驚きだ!」と言ってくださいました。


それぞれの「鮒寿司とお酒」の愉しみ方があり、中盤には鮒寿司の飯(いい)をてんぷらにしたりして、またそれをバージョンアップさせてパン粉で揚げてみたり、本当に勉強になるやらでワイワイとさせて頂きました。

またこの会で何かお手伝いさせて頂ける事があれば幸いだと思っています。

そして、昨夜は急に一本の電話が携帯に入りBar Thistle さんのマスターのご紹介のお客さまとの出会いがありました。

定休日をチェックする為にこのブログを読んで下さり「池田さんとかフランクルとか僕も共感します」とお話してくださったのです。

私にとっての哲学とは「生き様」だと思うという変なお話を聞いてくださった御両名に感謝です。


先日長いお付き合いの方に「あなたの生き方はまるで、カーブしている道をわざと真っ直ぐ走るトラックのように、傷つきながら真っ直ぐ走ってる。曲がれるのに曲がらない。全く器用だよ。」と言われました(笑)

ずるく生きれる人は自分がずるいとは思っていないでしょうし、
下手くその人生でも、それはそれで良いのです。

ただ、自分の招いたことは自分で解決する。
最低限、他人の領域を侵さない。
よしんば侵したとしても自分だけ泣いていれば良いと思うのです。


お酒を造る人もその生き様がお酒に現れます。
会社を経営している人も、その下で働く人も「それぞれの生き様」を見せながら働くのです。

と、堅いお話ばっかりしていたので「うちは堅い話か色気のある話かの二つしか有りません」と言うと笑って下さいました。


そして、一つ論語を教えて頂きました。
「之(これ)を知るものは、之を好む者に如(し)かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず。」


何かを知り、好きになる。好きになれば愉しいという意味ですが、
そこにはもう一つ「吾唯足るを知る」と言う言葉も必要な気がします。

*嗚呼、また小難しいへんちくりんなことを書いてしまいましたが、本人は相当の馬鹿ですゆえ御安心くださいませ。




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2010年7月13日 (火)

愛智あるSAKE

わたしが池田晶子氏の著書に巡り合ったのは、このお店を開店させる前の年でした。
40歳になろうとしていたわたしは、ブックサーフィンをしていて偶然「41歳からの哲学」という本を手に取りました。

池田さんは46歳の若さでお亡くなりになっています。

そのずっと前にヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」という本をわざわざ取り寄せて(当時は本屋さんには置いていなかった)読み、深い感銘を受けていました。


哲学というと小難しく聞こえますが、ただ簡単に言ってしまえば『般若心経』のようなもので(簡単でははいでしょうか)この世を生きてゆく上での「愛智」だと思っています。

よく人に「考えすぎた」と指摘されます(笑)
それは時と場合によっては非常に突き放したような言葉に取れます。
何も考えず、何も悩まない人なんてこの世に存在しないと思うからです。

毎夜、「楽しい」を提供する側に居るのですが、何故人は「楽」を求めるのか。
それはその影に必ずそれぞれの「苦しみ」が存在しているからなのです。
忘れたいと思う事柄も何らかの病気にでもならなければ、忘れることは有りません。

それを忘れるために「酔う」のです。
それを忘れないために「酔いに任せて語る」のです。

言葉が存在し、通じ合う感情を認識するということは一瞬の幸せ。


たとえそこに、かつて深い溝があったとしても、人が言葉(ロゴス)を持つ限りはその溝を埋められることもあると思います。

「41歳からの哲学」
その本は誰かにあげたように記憶しています。

わたしの中で「考える」=「病む」ということにはなりません。

お酒も今年のお米はこうだからと考えて皆様に愛されるように蔵元が作っています。
モノづくりは先ず「相手を想い考える」ことから始まるのだと・・・。

どうぞ、日本の滋賀のお米の味に酔いしれて幸せなひと時をかみ締めて下さいませ。


*小難しいことを書いてる日本酒ガールズバーのオーナーですがお店はユルユルですのでご安心ください*

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2010年7月10日 (土)

”改めてという作業”そして「不老泉参年熟成」

昨日は金曜日にも関わらず、とってもまったりし過ぎた店内で思い切って「ミーティング」を致しました。

お客様へのサービスのあり方、これからのお店のあり方、私を含めての反省すべきところetc・・・。
話し出したら止まらない女子トークでした。
全くの男子禁制(オカマならOKか飲食店関係者)なら参加歓迎という状態で。

新人の女子が「日本酒飲んでみたいです!」という嬉しい申し出に、わたしのお勧めを次々に出しました。
不思議なもので全く日本酒を飲んだことも無い若い女の子でも、
「あ、この味は舌に残ります。でも、こっちはかーっと来るけど無くなります。」というのです。

「それを”キレ”というのよ。」と言うと嬉しそうに「これが店長の言ってるキレなんですね」とご納得。

別に若い子に無理に日本酒を飲めという強制ではないのに、そこに「興味」があって飲んでみたいという能動的な発言が素晴らしいことだと思います。

ある子は「大治郎が凄く美味しい」と言い、「七本鑓が好きです」と言う。

上野のイベントの打ち上げでも「日本酒って美味しいですね」と言ってたスタッフがいました。


『改めて』という作業。


人は忙しい時や混沌としている時には色んなことを忘れがちです。
モノゴトの本質を知りながら、ただ忙しければ結果オーライにしがちです。
忙しく無くなった時にその本質はむき出しで襲い掛かって来ます。
そんな時にこそ、立ち止まって、

『改めて』という振り返りを行ってきました。
その本質から逃げないように。

クラスタのような間違いは日常的に起こります。人はそれを蓋する作業を優先しがちです。
何が駄目で何が良いのか。それはその「箱」それぞれで人の真似をしようとしても無理なこともあります。
だからこそ、自助努力を怠ってはいけないのだと思います。

可愛い若いスタッフはわたしを助ける三銃士のようなもの。
ナイトの称号ではなく「レディの称号」を授けたいぐらいです。

小さいお店も、
中小企業も、
大企業も、
農業も、
そこに従事するものの頭がその本質に向き合ってこそ、行くべき道しるべを知ることが出来るのだと信じています。

私たちが出した答えは「改めてお客さまの楽しみに想いを馳せる。」ということでした。


そして「改めて不老泉参年熟成」をスタッフに勧めました。
程よい酸味と初対面の衝撃のようなパンチある味、その後はサラッと何も無かったかのようなキレ。

山廃仕込の参年熟成の深い味わいに酔いしれてみては如何でしょうか。
Photo_2 上原酒造「不老泉 参年熟成 山廃純米」

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2010年7月 7日 (水)

人徳と人望と「金亀白80」

先日、鳥取から驚きのお客さまがご来店されました。
あの「水木しげるロード」を作った大元の人。
妖怪になりそこなったらしい男、黒目さんです。Photo

何度かTVのインタビューで拝見していても、名前までは覚えていなくて、お連れの方が「水木ロードを作った人だよ」と教えていただき、
「あ、TVに出られてますよね。」とお話に一気に花が咲きました。

この方はとても素直に色んなことをお話してくださって
「僕の名前を検索すれば色んな記事にぶち当たります。でも、僕はそれすらも受け止めてるんです。」と言うてはったのが印象的でした。

生まれ以って「人徳」のある人を見かけることがあります。
でも、その「徳」は色んなシーンで使われると無くなってゆくものだと思います。
だから、その徳を持つ人は徳が減るということを認識しなければ、やがて人が離れてゆく危険性があると思うのです。

一方、「人望」のある人はその積み重ねた「モノ」が全部無くなっても「人の望み」を持っています。
これだけは、その人が他人に対して行ってきた「コト」の積み重ねなので減らないのです。


黒目さんは人望のある人ではないでしょうか。
「ゲゲゲの鬼太郎」という一旦スポットライトから遠ざかっている作品にもう一回光を当てたのですからね。
その結果はそこに訪れた人だけが感じる「楽しみや希望」なのでしょうから。


滋賀の日本酒の中で変わった味を醸し出している逸品があります。

「岡村本家 長寿金亀 白80 純米酒」

Img_1409_2 
ここの蔵元も非常に「人望」のある方で、色んなことに情熱を傾けてはります。
食前酒としては最高の甘い香りがします。
その甘さとは正反対夏の夜の花火のようなキレもあります。

美しくも儚い花火の夜にどうぞ。








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2010年7月 2日 (金)

上野で出た悪いクセ「AYAの旅立ち」

昨夜スタッフのAYAとお話しをしていて上野でのホテルの部屋の話になりました。
「店長、超プライベート空間作ってましたよー。人見知りするってのが解りました。」と。
改めて言われると変な感じですが・・・。

お着物を着付けたり、
市田邸に入ったり、
字を書いたり、
打ち合わせをしたり、
開始一時間半前になったり。

そうしないとスイッチはOFFのまま、頭の中では違うことがグルグルまわります。

だから、スタッフには本当に感謝したいと思います。
このONとOFFのスイッチを何処で入れるか解らない地雷のようなわたしに
日ごろからついて来てくれるんだから。

ありがとうございます、ひよっこの皆さま。


新人が3人入ってきました。
新しい人とはなかなか話さないというか、話せないのですがそのうち慣れます。
安心して下さいね。

新人に話さないことを前の会社の元部下が来店していて
「まだ、新人人見知りしてるんですか?!」と驚いていました。
それを聞いたAYAはわたしの第一印象は「冷たい人」だったと笑っていました。



そんな、人見知りのわたしが漸くスタッフAYAと色んなお話が出来るようになった矢先に
彼女の予てからの海外留学が決まり、この9月に日本を発ちます。
その報告を聞いて「淋しい」と言う前に「おめでとう!嬉しいね。」と言いました。


I will miss you.

それはAYAが帰ってきた時に言いましょうか。淋しかったとね。


上野のお部屋でAYAが別のスタッフに
「店長のことが好き過ぎてどうしていいか解らない。」
と言ったのを聞いて、100倍愛おしくなりました。
上野でのホテルの「超プライベート空間」はまんざら悪いクセでも無かったようです。


AYA。
いったいどの位の時間留学について話し合ったのか、長すぎて覚えてないね。
「時期と縁があれば必ずすんなり行くからね。」と話していましたね。

好き過ぎて解らないのはわたしも同じ。どうか、後僅かみんなに愛されますように。
そして、自分の夢に向かって元気で頑張れますように。




Aya



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