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2010年8月

2010年8月29日 (日)

あなたがいいと言うならそれが一番

2005年にこのお店を開店させる準備に入りました。
その頃、わたしは建築の方を探しまくっていてあるホームページを見つけてそこの方に会いにゆきました。

WARMS 株式会社プラネットリビング

そこの会社の前を毎日一年間、彦根から堅田まで通っていたわたしは「あ、ここだったんだ。」と妙な親近感を覚えたのです。

秋村氏と打ち合わせが始まり、ある日一枚のデッサンを見せられました。
「あのねぇ、この前新幹線の中でこんな感じかなぁと思って書いてみました。」と。
そのデッサンはお店のデザイン。
この時に「この人に頼んで間違いは無かった。」と確信したのです。

最終段階で、彼はとてもわたしに気を遣ってくれて色んなことを確認してくれました。
その時にわたしは彼に

「あなたが選んで良いと思ったのなら、それが一番良いんです。」

と言い切りました。
わたしが選んだ時点で秋村氏の仕事を信頼しているということです。
そこには、「わたしが選んだ」という最初の選択があるのです。

餅は餅屋ということわざがあるでしょう、その通りなんです。

それ以上のお仕事をして頂いたと五年の月日が過ぎた今でもそう思っています。
あの走り書きのような手書きのデッサンはわたしの宝物の一つになりました。

そして今回の広告のお仕事も同じ。
「G」の宮元氏にはパンフや年賀状やお名刺をデザインしてもらってます。
わたしの要望は「こんな感じね。」とキャッチコピーだけ。

バランスを気にする彼は何度も修正を加えて完成させてくれます。
今回も最終、「あなたの言うバランスで行きましょ、それが一番。」と言いました。

201008100815jpg_2
わたしの中での「お店」という位置は「お客様に都合よく使って頂く」という他の何者でもないと思っています。

都合が悪けりゃいらっしゃらないし、都合が付けば来てくださる。
連絡先の交換もしないので、「来てねメール」は送れないし、そういう営業姿勢をとっていません。
オープン当初は「何で携帯番号教えへんの?こんな営業もかけない店2年ともたへんよ。」と言われることも有りました。
女の子の番号を教えて営業をかけることを強要されることもありました。

そういう意見にはびくともしませんでしたが、そんな中で
初めに心配して下さった方の言葉は深く、胸にしまってあります。

それでも、ただ帰り際に「またいらして下さいね。」とお見送りすることだけしかしていません。
とても切ない一瞬ですね。

ただただ来る人を待つ。

Samurai girlはそういうお店です。
そして、「わたしが選んだ」という自信の元に毎日お客様に接して行きたいだけなのです。


だって、わたしが選んだことにきっと間違いはないのですから。

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2010年8月24日 (火)

四年四ヶ月ぶりの広告

明後日、フリーペーパーに弊店の変な広告が載ります。

四年と四ヶ月前にお店を開店させてから、久しぶりの広告です。

この四年間ちょっとの中で何が変わったのかと聞かれると、「実は何も変わっていない」という返事しか出来ません。
変な広告にはその変わっていない気持ちだけがあります。


前のお仕事でも極力「広告」をしない集客を目指して来ました。
それでも、今のお店よりは定期的に宣伝広告は入れていました。
この前の上野のイベントでcifaに
「cayoさん、イベンターになったら!?」なんてお褒めの言葉を頂戴いたしましたが、
なかなかどうして、本人は苦手だと感じているのです。

先日もAYAのお別れイベントでかなり冷静にはっちゃけてしまい、
あるお客様からは「飲んでるんか!?」なんて驚かれておりました。


飲まなきゃやってられないのはお客さまサイド。
飲まずに愉しんでもらうのがこちらサイド。
これが接客の基本だと思っています。


ただこのお商売、所謂「水商売」というカテゴリーで生きてるわたしとしては、
水は流れなきゃ腐ってしまうというのが信条です。
常連さんもchance gest の方も入り交ざってこそのお店作りだと思います。


取材とかでは雑誌に載ることもあり、それも日ごろから支えてくださる皆様の後押しのお陰だと感謝してきました。

四年と四ヶ月ぶりの自分発信。
長すぎたかもしれません。


それでも、「受身」である商売だと思っています。





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2010年8月18日 (水)

for You and for Me

I carry your heart with me.

I carry it in my heart.
I am never without it.
Anywhere I go,you go,my dear.
And whatever is done by only me. 
Is your doing,my darling.

I fear no fate.
For you are my fate,my sweet.
I want no world,for,beautiful. 
You are my world,my true.

Here is the deepest secret no one knows.
Here is the root of the root.
And the bud of the bud.
And the sky of the sky of a tree called life  
which grows higher than the soul can hope
Or mind can hide. 

Is the wonder that's keeping the stars a part.
I carry your heart. 
I carry it in my heart.

あなたの心と共に 私の心を重ねて
決して離すことなく 私が行く所 あなたも共に
私のすることは あなたのすること
いとしい人

運命など恐れない あなたが私の運命だから
世界など欲しくない  あなたが私の美しい世界だから
誰も知らない深遠なる秘密

起源の中の起源
未来の中の未来

大地に育ちゆく人生という木 魂の飛翔 理性の畏れより早く枝を延ばす
空に星がきらめく神秘のように
あなたの心と共に  私の心を重ねて
誰も知らない深慮なる秘密

あなたの心と共に
私の心を重ねて






EEカミングスの詩です。
以前、本屋で立ち読み程度に手にとって「ふーん」って感じでしたが
何故か気持ちのどこかに残ってました。

映画の中でこの詩と再会したんです。


昨日、すごく心配なことが起こり一段落したのですが、
今の感情はカミングスの詩に要約されてるような気がしました。

タイムリーな瞬間ですね。
心配ごとは色んな方の協力によって何とかなりましたが、
そのことを通じてスタッフがより成長していければ良いと思います。

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2010年8月16日 (月)

AYAお別れパーティ「願えば叶う」

昨日はお休みで午後まで「ヒストリーチャネル」の戦争特集に釘付けで、夕方ウトウトしていたところへ「一博」蔵元から電話が・・・。

「今日はcayoさん、お店してはります?」
この蔵元何故かいつもお休みに限って電話してくれはります。もう何回も泣く泣く断っていました(笑)

でも、ご一緒の方が去年の上野イベントのお客さまと聞いて「一人ゲリラオープン」を決心してお店に向かいました。
一博さんには初回の十六夜の会で本当にお世話くださって、素晴らしい方です。
素晴らしい人が造るお酒は美味しいのです。

一博さんたちと楽しくお話していると、一通のメールが届きました。
久しぶりの方で春から少し問題があって連絡が来ないことに淋しいなぁと思ってはいたものの、こちらからは連絡できないでいたのです。

素敵な内容で9月の終わりにお会いできそうだと書いてありました。

結構アグレッシブな性格だと思われることが多いのですが、
どうもお仕事以外での自分発信が苦手なことが多いので驚かれることもあります。

ただ、その方とは繋がっていたいと漠然と思っていたのでとても嬉しいのです。


「願えば叶う」

どんなカタチで離れても、心の中に「繋がっていたい。もう一度逢いたい。ここに行きたい。」という想いがあるのであればきっとその願いは叶えられると信じています。
その想いが純粋であることが条件ですが。。。
純粋とは時に誤解という厄介な現象を生み出します。
その誤解が解けた時に、願いが叶えられるような気がするのです。

その方と一博蔵元と京都で飲んだことがあります。
偶然ですがこれもご縁だとしみじみしてしまいました。

一人でお店を開けて良かったと思ってます。
今度、9月に京都でお会いする時は「一博」をぶら下げて行くつもりです。

Kazuhiro
そして、先日スタッフのAYAが最終日を迎えいよいよアメリカに旅立ちます。

そこで、誠に勝手ながら
8月21日土曜日はお別れパーティのため、貸切です。

参加希望の方は前もってご連絡頂けると有り難いです。

彼女の右往左往の願いはとうとう叶えられます。
先日は彼女のお母様とおばあさまがわざわざお礼を言いに会いに来て頂きました。

変なガールズバーだなぁと我ながら思ってしまいます。
硬派というか、何というか、家族ぐるみとは違う温かさがある。


願えば叶う。
これ、本当です。

その為にお店を開けて「待っている」のでしょうね。

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2010年8月10日 (火)

適切でテキトーな空間

ここ最近、お店の空気について考えることが多いです。

私の前職は「カラオケ屋さんの店長&飲食店のマネージメント」でした。
その職は10年ほどで、それ以前はスポーツ関連のお店の運営に携わっていました。
まぁ、どちらもお客様と蜜に接する機会が実は少なかったのが事実です。

このお店を開店させる時に「適当な空間」を作りたいと思っていました。
適当に真面目な話をし、適当に馬鹿をする。

最近はどうも真面目が多いような気がして「これじゃあ、駄目ね」と思うのです。

クダラナイ話をしたりすることって気持ちイイと思うのは私だけでしょうか。
本当の真面目を知ってる大人は実は自分が如何にクダラナイか知ってる人だと思うんですね。

だから、時々「水を掛けちゃう」んです。スタッフに。
本当に水を撒き散らすんで、驚かれますがスタッフは「楽しい」って言います(笑)

ここにも何だか解んないような小難しいことを書くことが多く、
それはそれで本当のことだから仕方が無いのですが、本来のお店作りという点においては
それで良いと考えています。
ただ、最近はお店が真面目方向に振りすぎて面白くないと感じます。


一応禁止事項の下ネタも「キャラが合っていれば」OKなんです。
その人が大人であるなら自分のキャラを知ってるはず。
気持ち悪いと感じるのは笑えない下ネタでしょ。

テキトーで下らなくて、でも適切な場所。
もう一回そこに帰ろうとしています。


だから、ある程度「大人の常識」を持ったお客さまが多いのです。
たまに「レッドカード退場」を言い渡さなければならない時もあります。
でも、受け入れる側にも受け入れる範囲が存在するので仕方ありません。




そんな感じで原点回帰です。

Img_0669_2 *この画像は三周年の時のものです。場所が違います。スタッフも入れ関わってます。あしからず*

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2010年8月 7日 (土)

その背景はいつも見えにくい「不老泉 渡舟 山廃 純米吟醸」

その人の外見だけでは計り知れないことが沢山あります。
言葉だけでは解らない出来ごとにも出くわすこともあります。

「本当はこう伝えたかったのに。」と思うことは日常的におこります。

お店も、お酒造りも、どんな仕事も、きっと「想い」はいつも同じだと思うんです。

『滋賀のお酒は濃すぎるから苦手』
この言葉は幾度と無く聞いてきましたが、その方は最近の滋賀のお酒を飲んではれへんことが往々にしてあります。

「思い込み」と「イメージ」って怖いもの。
実際に触れてみないと本当は解らないのに、それに囚われがちになってしまうのです。

造り手の努力により、その作品は常に進化していくのです。
ですが、その背景は見えにくい。
良くも悪くも「作品とうわさ」だけが先走りすることがあるのです。

その時々のお酒の的確な情報を伝えるのが私の仕事だと思っています。


ただ、日本酒が身体に合わない方に無理にお勧めすることはありません。
「美味しい」と感じる方が飲んでこその対価だと思うからです。
日本酒を飲まない方にも「空間」としての対価だったり、
焼酎やその他のお酒や会話や可愛いスタッフとのふれあいも愉しみの一つではないでしょうか。


滋賀県ではここ数年「渡舟」という酒米をつかって仕込んでいます。
山田錦の親米の復刻米です。
非常に解けやすいので、仕込みにも苦労があると思います。

そんな苦労なんて知らん顔で、さらっとキレの良い山廃が人気を得ています。
「これ本当に滋賀のお酒!?」という驚きの声と共に。

逆転の山廃。プロフェッショナルな一本です。

2_2不老泉 無濾過生原酒 滋賀渡舟6号 山廃純米吟醸 : 上原酒造

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