あなたがいいと言うならそれが一番
2005年にこのお店を開店させる準備に入りました。
その頃、わたしは建築の方を探しまくっていてあるホームページを見つけてそこの方に会いにゆきました。
WARMS 株式会社プラネットリビング
そこの会社の前を毎日一年間、彦根から堅田まで通っていたわたしは「あ、ここだったんだ。」と妙な親近感を覚えたのです。
秋村氏と打ち合わせが始まり、ある日一枚のデッサンを見せられました。
「あのねぇ、この前新幹線の中でこんな感じかなぁと思って書いてみました。」と。
そのデッサンはお店のデザイン。
この時に「この人に頼んで間違いは無かった。」と確信したのです。
最終段階で、彼はとてもわたしに気を遣ってくれて色んなことを確認してくれました。
その時にわたしは彼に
「あなたが選んで良いと思ったのなら、それが一番良いんです。」
と言い切りました。
わたしが選んだ時点で秋村氏の仕事を信頼しているということです。
そこには、「わたしが選んだ」という最初の選択があるのです。
餅は餅屋ということわざがあるでしょう、その通りなんです。
それ以上のお仕事をして頂いたと五年の月日が過ぎた今でもそう思っています。
あの走り書きのような手書きのデッサンはわたしの宝物の一つになりました。
そして今回の広告のお仕事も同じ。
「G」の宮元氏にはパンフや年賀状やお名刺をデザインしてもらってます。
わたしの要望は「こんな感じね。」とキャッチコピーだけ。
バランスを気にする彼は何度も修正を加えて完成させてくれます。
今回も最終、「あなたの言うバランスで行きましょ、それが一番。」と言いました。
わたしの中での「お店」という位置は「お客様に都合よく使って頂く」という他の何者でもないと思っています。
都合が悪けりゃいらっしゃらないし、都合が付けば来てくださる。
連絡先の交換もしないので、「来てねメール」は送れないし、そういう営業姿勢をとっていません。
オープン当初は「何で携帯番号教えへんの?こんな営業もかけない店2年ともたへんよ。」と言われることも有りました。
女の子の番号を教えて営業をかけることを強要されることもありました。
そういう意見にはびくともしませんでしたが、そんな中で
初めに心配して下さった方の言葉は深く、胸にしまってあります。
それでも、ただ帰り際に「またいらして下さいね。」とお見送りすることだけしかしていません。
とても切ない一瞬ですね。
ただただ来る人を待つ。
Samurai girlはそういうお店です。
そして、「わたしが選んだ」という自信の元に毎日お客様に接して行きたいだけなのです。
だって、わたしが選んだことにきっと間違いはないのですから。





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