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2010年9月 1日 (水)
2010年8月24日 (火)
四年四ヶ月ぶりの広告
明後日、フリーペーパーに弊店の変な広告が載ります。
四年と四ヶ月前にお店を開店させてから、久しぶりの広告です。
この四年間ちょっとの中で何が変わったのかと聞かれると、「実は何も変わっていない」という返事しか出来ません。
変な広告にはその変わっていない気持ちだけがあります。
前のお仕事でも極力「広告」をしない集客を目指して来ました。
それでも、今のお店よりは定期的に宣伝広告は入れていました。
この前の上野のイベントでcifaに
「cayoさん、イベンターになったら!?」なんてお褒めの言葉を頂戴いたしましたが、
なかなかどうして、本人は苦手だと感じているのです。
先日もAYAのお別れイベントでかなり冷静にはっちゃけてしまい、
あるお客様からは「飲んでるんか!?」なんて驚かれておりました。
飲まなきゃやってられないのはお客さまサイド。
飲まずに愉しんでもらうのがこちらサイド。
これが接客の基本だと思っています。
ただこのお商売、所謂「水商売」というカテゴリーで生きてるわたしとしては、
水は流れなきゃ腐ってしまうというのが信条です。
常連さんもchance gest の方も入り交ざってこそのお店作りだと思います。
取材とかでは雑誌に載ることもあり、それも日ごろから支えてくださる皆様の後押しのお陰だと感謝してきました。
四年と四ヶ月ぶりの自分発信。
長すぎたかもしれません。
それでも、「受身」である商売だと思っています。
2010年8月10日 (火)
適切でテキトーな空間
ここ最近、お店の空気について考えることが多いです。
私の前職は「カラオケ屋さんの店長&飲食店のマネージメント」でした。
その職は10年ほどで、それ以前はスポーツ関連のお店の運営に携わっていました。
まぁ、どちらもお客様と蜜に接する機会が実は少なかったのが事実です。
このお店を開店させる時に「適当な空間」を作りたいと思っていました。
適当に真面目な話をし、適当に馬鹿をする。
最近はどうも真面目が多いような気がして「これじゃあ、駄目ね」と思うのです。
クダラナイ話をしたりすることって気持ちイイと思うのは私だけでしょうか。
本当の真面目を知ってる大人は実は自分が如何にクダラナイか知ってる人だと思うんですね。
だから、時々「水を掛けちゃう」んです。スタッフに。
本当に水を撒き散らすんで、驚かれますがスタッフは「楽しい」って言います(笑)
ここにも何だか解んないような小難しいことを書くことが多く、
それはそれで本当のことだから仕方が無いのですが、本来のお店作りという点においては
それで良いと考えています。
ただ、最近はお店が真面目方向に振りすぎて面白くないと感じます。
一応禁止事項の下ネタも「キャラが合っていれば」OKなんです。
その人が大人であるなら自分のキャラを知ってるはず。
気持ち悪いと感じるのは笑えない下ネタでしょ。
テキトーで下らなくて、でも適切な場所。
もう一回そこに帰ろうとしています。
だから、ある程度「大人の常識」を持ったお客さまが多いのです。
たまに「レッドカード退場」を言い渡さなければならない時もあります。
でも、受け入れる側にも受け入れる範囲が存在するので仕方ありません。
そんな感じで原点回帰です。
2010年7月10日 (土)
”改めてという作業”そして「不老泉参年熟成」
昨日は金曜日にも関わらず、とってもまったりし過ぎた店内で思い切って「ミーティング」を致しました。
お客様へのサービスのあり方、これからのお店のあり方、私を含めての反省すべきところetc・・・。
話し出したら止まらない女子トークでした。
全くの男子禁制(オカマならOKか飲食店関係者)なら参加歓迎という状態で。
新人の女子が「日本酒飲んでみたいです!」という嬉しい申し出に、わたしのお勧めを次々に出しました。
不思議なもので全く日本酒を飲んだことも無い若い女の子でも、
「あ、この味は舌に残ります。でも、こっちはかーっと来るけど無くなります。」というのです。
「それを”キレ”というのよ。」と言うと嬉しそうに「これが店長の言ってるキレなんですね」とご納得。
別に若い子に無理に日本酒を飲めという強制ではないのに、そこに「興味」があって飲んでみたいという能動的な発言が素晴らしいことだと思います。
ある子は「大治郎が凄く美味しい」と言い、「七本鑓が好きです」と言う。
上野のイベントの打ち上げでも「日本酒って美味しいですね」と言ってたスタッフがいました。
『改めて』という作業。
人は忙しい時や混沌としている時には色んなことを忘れがちです。
モノゴトの本質を知りながら、ただ忙しければ結果オーライにしがちです。
忙しく無くなった時にその本質はむき出しで襲い掛かって来ます。
そんな時にこそ、立ち止まって、
『改めて』という振り返りを行ってきました。
その本質から逃げないように。
クラスタのような間違いは日常的に起こります。人はそれを蓋する作業を優先しがちです。
何が駄目で何が良いのか。それはその「箱」それぞれで人の真似をしようとしても無理なこともあります。
だからこそ、自助努力を怠ってはいけないのだと思います。
可愛い若いスタッフはわたしを助ける三銃士のようなもの。
ナイトの称号ではなく「レディの称号」を授けたいぐらいです。
小さいお店も、
中小企業も、
大企業も、
農業も、
そこに従事するものの頭がその本質に向き合ってこそ、行くべき道しるべを知ることが出来るのだと信じています。
私たちが出した答えは「改めてお客さまの楽しみに想いを馳せる。」ということでした。
そして「改めて不老泉参年熟成」をスタッフに勧めました。
程よい酸味と初対面の衝撃のようなパンチある味、その後はサラッと何も無かったかのようなキレ。
2010年6月29日 (火)
2010年6月22日 (火)
愛しき人へ
滋賀から荷物を運び、東京までの道のりの中で多くの人に支えられていると痛感しました。
先ず「増本藤兵衛酒造場」の増本さんには行きも帰りも運転してもらい、市田邸でも準備を手伝って頂きました。
Banana Stageの森谷さんも機材を持ち込んで一緒に来ていただきました。
アートパネルの展示はこの人なくしては時間が3倍かかったと思っています。
そして、けんちゃんとけんちゃんの奥様も本当に打ち合わせの段階からこの会の成功を一番想ってくれていたと感謝しています。
今回、この会にはお酒関係以外の方の協賛を頂きました。
アートパネルを提供貸出ししてくれはった井上仏壇店の井上社長は「滋賀の催しを何らかの形で後押ししたい。」と言ってくださり、非常に美しいアートパネルが市田邸の床の間に飾ることができました。
また、花しょうぶ通り商店街の「しょうぶ屋」の目加田社長も快く協賛してくださいました。
そして、今回歌を歌ってもらったCifaとの縁の元は、わたしが23歳から父親の店を任されていたときから可愛がって頂いてる TERRY・FUSO・YOSHIDA氏がもたらしてくれました。
Cifaにお願いしたのは昭和の歌謡曲。そして、彼女のオリジナル「道」の四曲でした。
「港の見える丘」「星影の小径」 「逢いたくて逢いたくて」 Cifaオリジナル曲「道」
実は3月にとても素敵なバイオリンの方に演奏を依頼していましたが、急遽事情がありキャンセルになってしまいました。
その少し前から、今年のイベントについて開催を延ばすか断念するかの瀬戸際におりました。
でも、ある時にある方のDVDを見せてもらった時に心に固く「今年も頑張ろう」と誓ったのが本当のところです。
そして、直ぐにCifaに電話をしたところ、彼女は二つ返事でOKしてくれたのです。
「十六夜」は「ためらい月」とも言うのですが、私はいつもためらってばかりで、それでも協力してくれる人に支えられて今日生きています。
「十六夜の月」は満月の十五夜が少し欠けた状態の月のことを言います。
自分が欠けていること。
相手も欠けているからこそ愛おしいのだということ。
ものづくりも、未完であるからこそその作業は続いてゆくのだということ。
お店を開店させるときに何故かクリムトのヌーダヴェリタスの絵を貼り付けて、事業計画書をそのまま銀行に出しました。
そこに「万人に好まれようとすることは罪悪だ」というシラーの詩を添えて。
広くみんなに愛されることや愛することは、本当のところでは、少数の人たちの満足から始まるという意味です。
ひとりの人を想い作ったものが、やがて皆に愛される。
たったひとりで良いのだと思うのです。そこから道は開けてゆくのだと思います。
私はこのことを「Active minority 」という言葉と共に出会いました。
愛しき人へ
たくさんの感謝といっぱいの愛を込めて
近江十六夜の会 今年はこれにて終宴でございます。
新たなるテーマに出会い、人に出会い、来年も皆様にお会いできますことを切に願っております。
ありがとうございました。
2010年6月18日 (金)
雨の中の「近江十六夜の会」
6月14日・15日の両日に渡り今年の近江十六夜の会は雨の中開催されました。
(いくら私が「雨女」とはいえ、梅雨前線とともに上京なんて・・・)
お足元の悪い中ご参会頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
有難うございました。
14日は六蔵の蔵元で皆様をお出迎え致しました。
左から「一博」の中沢さん、「薄桜」の増本さん、「花嵐」の吉田さん、「喜楽長」の喜多さん、「金亀」の岡村さん、「萩乃露」の福井さんです。
会の出品酒は12蔵。
後ほど出品酒につきまして詳しく書きたいと思っています。
15日には次の日の池袋での日本酒フェアの兼ね合いもあり、八蔵の蔵元でお出迎え。
左は昨日に続き「一博」中沢さん「金亀」岡村さん、「七本鑓」の冨田さん、「萩乃露」福井さん、「薄桜」増本さん、「浪乃音」中井さん、「大治郎」畑さん、そして今回初参加の「御世栄」北島さんです。
滋賀の縁の古い家屋で滋賀から持ち込まれた古い器でお酒を愉しんで頂くというシンプルな会です。メインは滋賀の酒とお客さまと蔵元。
お酒のお話に花が咲きます。
両日ともに昨年よりも非常に盛り上がりました。
滋賀のお酒を地道に他府県の皆様に広めて行くには、こういう小さい会で蔵元の人となりに触れて頂くことも必要ではないかと思っています。
滋賀のお酒は近年クオリティが非常に高いと評価されて来ていますが、まだまだ知る人ぞ知るというのが現状です。
少しずつ進むことで確実にファンが増えると信じています。
ちょっと舞台裏。。。
こんな感じで滋賀からの荷物を降ろし、ふすまを外して準備をします。
何せ築100年、ふすまが外れにくい・・・。これも赴きなんです。
とにかく、前回も今回も私の思いは変わることなく「造り手とお客さまが近い距離」で接することにより、評価する側とされる側の温かい時間を作るという思いだけでこの会を催しています。
今回は二日に渡りましたのでまだまだ書くことが沢山で・・・。
協力頂きました方のこと、ご参加頂きましたお客さまのこと、追ってお知らせしたいと思っています。
2010年5月17日 (月)
華麗なる賭け
「華麗なる賭け」
McollectionのUP記事がとうとう一月遅れになってしまいました。
Mさま、ごめんなさい。
6月の中旬に控えてる「十六夜の会」のイベントでバタバタし過ぎて本当に情けない現状です。
去年、わたくしは「賭け」のイベントを致しました。
(映画には全然関係ないんですが・・・)
自分の頭の中でははっきりと絵になっていて、決して「賭け」では無かったのですが
一度もカタチにしていないモノはきっと周りから見たら賭けのように危ういものだったと思っています。
お客さまというのは「場所」に左右されるものではなく、「人」に左右されるのだと信じています。
どこで食べても飲んでもそうたいして変わりはしません。
(ひどいものは別です)
人が居て、人が来る。
お酒もそうだと思います。
わたしの想いはだたただ一つ。
「美味しいお酒を造る人と美味しいお酒を飲みたい人の出会いの場を作ること。」
滋賀の蔵元は横の繋がりが本当に素晴らしく、
よその蔵が作ったお酒を褒めあい、切磋琢磨してはる人ばかりです。
それは「人間性」のなせる業だと思います。
お互いが褒め称えあい、精進し、結果お客様に喜ばれるお酒を造る。
お客様も狭い空間の近い距離で、造ったお酒と造り手のお話に酔う。
そういう意味ではこのイベントは「華麗なる賭け」なのかもしれません。
いつもMさまはタイムリーにポスターをお持ちになってくださいます。
大きく写し出されたKissは人間が繋がりあうという本能の部分だと思っています。
「近江十六夜の会」も平日に関わらず、お席も埋まって参りましたが、
まだ空きもございます。
繋がる空間で滋賀のお酒と共に、皆様とお会いできますことを楽しみに致しております。
2010年4月10日 (土)
2010年 近江十六夜の会始動!
昨年五月に上野桜木の市田邸で開催致しました「近江十六夜の会」の日程が決定致しました!
今年は六月の平日に執り行う為にお見えになりにくい方もいらっしゃると思いますが
日曜日などの週末の方が都合が悪い方もいらっしゃると思います。
前回はお昼の部を設定しておりましたが、今回は両日とも夜の部のみの会となっております。
市田邸は「たいとう都市歴史研究会」というNPO法人の方々が管理をされています。
もともとは「五個荘町」出身の近江商人市田善兵衛氏が財をなして建てた築100年の日本家屋です。
そこで「美味しい滋賀の酒」と造り手とそれを愉しむ皆様との出会いの場所をプロデュースさせて頂いております。
昔の宴会スタイルで
日本古来のお酒を飲み交わし
古い日常使いの器に心込めたお料理を召し上がって頂く。
ただそれだけのシンプルな会でございます。
そこに大袈裟なコンセプトは存在致しません。
古いものを残そうと精一杯になっている人たちと
それを純粋に愉しみたいというお客さまだけが存在するのです。
去年大変ご好評を頂きました「橋本賢介」が皆様のためにお料理をお作り致します。
また今年は新たに御代栄「北島酒造」も加わって頂き、総勢12蔵の蔵元有志で皆様をお迎え致します。
詳細は追ってこのブログ上で発表させて頂きます。
2010年2月25日 (木)
行動と言葉のバランス
北島酒造 「純米吟醸 近江米のしずく」
久しぶりに入荷した御代栄の銘柄でお馴染みの北島酒造のお酒。
何ともバランスのとれた逸品で、辛いわけではなく旨みが前に出すぎている訳でもなく
サラッと美味いお酒です。
よくお店で「お奨めで!」とおっしゃる時に「辛いのでお願いします。」と言われます。
辛いとか甘いとかは実は日本酒度に明確には現れません。
人間の舌には常に常在の「酸味」があるのですから、それも十人十色。
その舌の上を滑った時に「酒の味」がどんな音色を奏でるのかは実は賭けに等しいと思います。
ただ「美味しいお酒」と言うのは非常にバランスが取れています。
丹精を込めて毎年仕込まれるお酒は、造り手の感性が反映されています。
今年のお酒は非常に安定していて甲乙付け難い素晴らしい出来栄えです。
七本槍の活性のにごり酒も素晴らしい味でした。
この蔵の純米酒も切れに磨きがかかっています。
一博のうすにごりはこれはもうプレミア酒になるんじゃないかという美しいお酒です。
で、上原酒造の「不老泉 山廃純米吟醸 備前雄町」については脱帽。
わたくしの一番好きなお酒です。(お酒は飲めないのですが・・・)
その他の蔵も素晴らしい出来栄えですので順次ご紹介いたします!
Mcollection Buena Vista Social Club
キューバの日常を描いたキューバ音楽ドキュメンタリー映画。
今までは観たことが無い映画のポスターでしたがこれはかなり前に観たことがあるような気がします。
キューバについて描かれたものを探して観ていた時期があるもので。
日常は小説よりも稀なりであるにもかかわらず、その時間の流れは非常にゆっくりと感じられます。
人の人生というものは宇宙的な時間からすると非常に短いものです。
なのに、一秒で人生は変わります。
一生は短く、一秒は長い。
そんな感じを受けた印象があります。
お酒も音楽も感動するきっかけは一瞬です。
舌に入った瞬間、その旋律を聴いた瞬間、人の五感を刺激するのです。
それはどの仕事にも共通する部分だと思います。
積み重ねてきた努力が瞬きほどの時間で受け手に感動を与えるのです。
造り手はその儚い瞬間を求めて造り続けるのでしょうね。
わたくしのお店はその造り手と受け手の中間に存在しています。
仕入れるという「行動」が「言葉」によって証明される。
如何に美味しいか、どんな人が作っているのか・・・。
伝えることは沢山有りますが、言葉はその「素晴らしい作品」の前ではただの証明に過ぎません。
素敵な言葉使いでありたいと思います。
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